検索キーワードの調査やピックアップ
2019/11/22
SEO対策する上で欠かせないのが、検索キーワードの調査やピックアップです。
競合が少なく上位表示が狙いやすいキーワードを見つけたときはワクワクするものです。
しかし、本当の意味で検索キーワードを調べられている人は実はわずかしかいません。
その理由は、検索キーワードの意味合いをきちんと理解できていないためです。
今回は、“検索ニーズをしっかり把握するため”の検索キーワードの調べ方を解説します。
検索ニーズを把握する
検索キーワードを調べる目的は、多くの場合SEO対策のためかと思います。
SEO対策をする上で忘れてはいけないのは、検索キーワードに込められたユーザーの“検索ニーズ”を把握することです。
キーワードはあくまで表層的なものであり、多くの場合、ニーズは潜在的に含まれているケースがほとんです。
例えば、「弁護士 相談」という検索キーワードには様々なニーズが含まれています。
●弁護士に相談すべき内容が知りたい
●弁護士に相談したときの費用が知りたい
●相談できる弁護士を探している
●弁護士に相談する内容かどうか判断したい
検索キーワードだけを見て、上記のすべてをすぐにイメージできる人は少ないと思います。
さらに言えば、「想像できる」というだけではこれが検索ニーズに含まれるという根拠には全くなりえません。
問題は、これらの検索ニーズを根拠立てて把握できるかどうかなのです。
検索キーワードの調べ方
検索ニーズを知るためには、検索キーワードの調査が必要になります。
主に見るべきキーワードは以下の2つです。
●サジェストキーワード
●LSIキーワード
どれも調べ方は難しくなく、調べ方を知れば誰でもできるので是非参考にしてみてください。
サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、検索時に表示される検索予測キーワードのことです。
「SEO」と検索しようとしたときに表示される「対策」「とは」「ツール」などがサジェストキーワードになります。
サジェストキーワードは、ユーザーの過去の検索傾向やGoogleがこれまでに蓄積してきたデータに基づいて表示されます。
サジェストキーワードは以下のツールを使えば、まとめて集計できるのでとても便利です。
■keyword.tool
https://keywordtool.io/google
ユーザーの検索傾向が高いキーワードのが表示されるため、サジェストキーワードは顕在ニーズを把握するために使われます。
顕在ニーズとは、ユーザーが抱える表層的なニーズであり把握しやすいです。
そのため、SEO対策したい人がまず調べるキーワードでもあります。
顕在ニーズの調べ方
サジェストキーワードを見てもらえばわかりますが、ニーズはひとつではなく多岐に渡る場合がほとんどです。
「SEO」のサジェストキーワードでも、下記のように少なくとも5つ以上の顕在ニーズが含まれていることがわかります。
●「SEO対策」の意味が知りたい
●SEO対策に使えるツールが知りたい
●SEOチェキ(ツール)を使いたい
●SEOにおけるキーワードの評価が知りたい
●SEOの順位に関する情報が知りたい
複数あるニーズは、それだけ抑えなければいけない情報があるということになります。
問題は、これらのニーズに対してどのようにコンテンツで答えるか?になります。
SEO対策のためにコンテンツを作成するということは、コンテンツで顕在ニーズを網羅しなければならないということです。
つまり、検索キーワードを調べるということは、顕在ニーズを網羅するために調べることが目的になります。
顕在ニーズを網羅する方法
サジェストキーワードを集めれば顕在ニーズを把握できることはわかりました。
続いて、顕在ニーズを網羅する方法について解説します。
「網羅する」とは、単にキーワードが詰め込まれた状態ではありません。
むしろ何も考えずにキーワードを詰め込むことは逆効果なので注意してください。
正しい「情報の網羅」とは、ユーザーが最も知りたいことにフォーカスして過不足なく情報発信することです。
サジェストキーワードは、基本的に検索ボリュームが多い順番にニーズが高くなります。
検索ボリュームはGoogleが提供するキーワードプランナーというツールを使えば調べることができます。
■キーワードプランナー(Google広告)
https://adwords.google.co.jp/ko/KeywordPlanner/Home
※最低ひとつキャンペーンを作成していないと正確な数値がでません
基本的には検索ボリュームが多い順番に抑えていき、その上でストーリーとして成り立つ順序で書いていけばよいでしょう。
もちろんキーワードによって、単純にボリュームが多い順では話が成立しない場合も多々あるのでケースバイケースとなります。
LSIキーワード
LSIキーワードとは、検索結果の一番下に表示されている10個のキーワードのことです。
※検索結果によっては10個以下の場合もあり
LSI(Latent Semantic Indexing)キーワードとは、日本語に直訳すると「潜在的な意味を索引したキーワード」になります。
要するに“潜在的なニーズを持ったキーワード”ということです。
なぜここに表示されるキーワードが潜在的な意味を持つのか?
それはLSIキーワードが「ユーザーが再検索する傾向が高いキーワード」だからです。
ユーザーが再検索する理由
上記の例で言うと、「SEO」と検索するユーザーは続いて下記のキーワードでする傾向が高いと出ています。
●seo google
●seo対策 方法
●seo対策 基本
●seo 検索
●seo ブログ
●seo 読み方
●seo チェック
●seoとは何の略
●seo 会社
●seo 2018
ここで重要になるのが、ユーザーがなぜこれらのキーワードで再検索したか?になります。
その理由を知ることで、検索ニーズの正しい把握にかなり近づくことができます。
<ユーザーが再検索する理由>
●検索結果に目的を果たせる情報がなかった
●検索目的を果たせたことで、次の目的が生まれた
●元々持っていたニーズで、検索する順序だけの問題
再検索される理由は、キーワードによって上記いずれかに分類されます。
この違いをしっかり認識しておくことで、潜在ニーズをコンテンツに的確に反映できるようになります。
潜在ニーズの抑え方
LSIキーワードを抑えることで、潜在的なニーズを先回りして抑えることに繋がります。
ユーザーに再検索させる必要をなくしてあげることで、ユーザーの検索コスト(検索という行為にかかる時間や手間)を下げ、ユーザビリティが高いコンテンツとして評価を高められるでしょう。
LSIキーワードを抑えるポイントは顕在ニーズと同じく、詰め込むのではなくストーリーに合わせて必要なトピックスだけを含めることです。
SEO対策に使えるツールを知りたい人に、SEO対策を行っている会社の紹介をメインにしては検索ニーズからかけ離れてしまいます。
そうではなく、検索ニーズの本筋から少しだけ離れたキーワードを抑えていくイメージが大切です。
まとめ
検索キーワードを調べる目的をはっきりさせ、キーワードに捉われるのではなく“検索ニーズ”を把握することを大切にしましょう。
抑えなければならないキーワードを顕在と潜在でわけ、メインは顕在ニーズに応えつつ、余談として潜在ニーズにも応える構成がおすすめです。
----------------------------------------------------------------------
国城コンサルティング株式会社
神奈川県藤沢市鵠沼神明5-13-17 プレアマールⅢ102
電話番号 : 03-4330-0465
FAX番号 : 03-6856-4072
国城コンサルティング株式会社(東京支社)
東京都港区北青山二丁目7番20号 川志満ビル6F
電話番号 : 03-4330-0465
FAX番号 : 03-6856-4072
----------------------------------------------------------------------