検索エンジンの仕組みとSEOの考え方|検索目的を果たせるコンテンツ作成とは

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検索エンジンの仕組みとSEOの考え方|検索目的を果たせるコンテンツ作成とは

検索エンジンの仕組みとSEOの考え方|検索目的を果たせるコンテンツ作成とは

2019/11/22

SEO対策をする上で欠かせないことは、検索エンジンの仕組みを把握することです。

知っているつもりが実はよくわかっていない人が多い検索エンジンですが、根底を辿れば意外とシンプルなことがわかってきます。

人から聞かれて答えられるようになれば理解していると言えるかと思います。

今回解説する内容を是非参考にしていただき、今後のSEOの施策に繋げてみてください。

検索エンジンの仕組み

検索エンジンといえば主にGoogleを指しますので、今回説明するのはGoogleの検索エンジンについてとなります。

※Yahoo!も検索エンジンの根幹はGoogleのシステムを使っている

皆様も普段使っている検索エンジンは“アンサーエンジン”とも呼ばれ、ユーザーは検索キーワードを通じてGoogleに質問を投げかけ、Googleは質問に対する回答を提供しています。

検索窓に入力するキーワードが、正確には検索クエリと呼ばれることからもユーザーの質問であることがわかります。

※QUERY(クエリ) = 日本語で質問を意味する

Googleはユーザーの質問にきちんと答えを提供できるように、頻繫にアップロードを繰り返し、アルゴリズムに変更を加えているという訳です。

 

検索エンジンの目的

では、検索エンジンは何を目的として提供されているサービスなのかというと、シンプルに“ユーザーの検索課題をスピーディーに解決する”ことです。

ユーザーは検索エンジンに質問を投げかけますが、それはあくまで課題解決のための手段にすぎません。

検索という行為を以って、課題解決のために行動しているユーザーは言い換えれば“検索目的”を必ず持っています。

検索目的についてわかりやすいように、いくつか例をあげます。

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検索クエリ:横浜駅 ランチ

検索目的:横浜駅の周辺で、評判が高いランチが食べられるお店に行きたい

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ポイントは、ランチが食べられるお店を「知りたい」ではなく「行きたい」ということです。

ユーザーの状況を想像してもらいたいのですが、お店を知って満足ということは考えづらく、何のために知りたかったという目的を辿るとゴールはお店に行くことです。

つまり、おすすめメニューなどのお店の情報だけを掲載しているページはユーザーの検索目的を満たせておらず、行き方(地図や住所)まで網羅しているページが最もユーザビリティが高いという評価になります。

それだけではなく、冒頭で記載した通りGoogleにスピーディーに解決することを目的にしています。

そのために検索結果にはいろいろな仕組みが施されているのです。

今回は下記の仕組みをピックアップして解説します。

・ローカル検索

・アンサーボックス

・ナレッジパネル

ローカル検索

「ローカル検索」とは、地域名を含む、もしくは地域が関連するキーワードで検索を行った際、検索順位1位より上に店舗情報などを表示する仕組みです。

上記の例の続きで、「横浜駅 ランチ」と検索するユーザーの“緊急性”を考えてみましょう。

情報収集が目的ではなく、且つ「ランチ」という時間が限られるキーワードで検索するユーザーは、顕在的なニーズとして「すぐに」という欲求を含んでいます。

ということは、検索結果から複数のページを横断して情報収集するのはコストであり、そこに時間がかかることで検索エンジンに対するユーザビリティの低下に繋がります。

“検索課題をスピーディーに解決する”ためには、ページに入らずとも比較検討ができる状態が望ましいということはもうお分かりかと思います。

特にスマートフォンの普及によって、答えを提供するまでの所要時間は年々短くなっています。

検索結果から特定のページに入らずとも、検索目的を果たせる仕組みのひとつがローカル検索です。

アンサーボックス

アンサーボックスとは、検索順位1位より上に「○○とは」の回答を表示する仕組みです。

例えば「スマートフォンとは」と検索」すると以下のように表示されます。

用語の説明のように、誰から見ても普遍的でシンプルで変わらない情報はWebページに入るまでもなく答えを提供できてしまうのです。

アンサーボックスも検索課題をスピーディーに解決するための仕組みです。

アンサーボックスはいわゆる「検索順位0位」と表現されており、本来は検索順位1位が最もクリック率が高い(約22.8%)のですがそれよりも高いクリック率となります。

ではどうすればアンサーボックスに採用されるかというと、以下の2つが関係していると言われています。

・説明がシンプルにまとまっているか
・ページの冒頭で記載されているか
どちらも結論がわかりやすく書かれているかどうかということです。

必ずしも1位のサイトから引用される訳ではないので、「○○とは」というページを作成する際はアンサーボックスへの対応も行うとよいでしょう。

ナレッジパネル

ナレッジパネルとは、検索結果の右側に表示される企業や店舗のまとまった情報のことです。

ナレッジパネルは企業名や店舗名で検索したときにGoogleマイビジネスに登録されている情報を元に表示されます(すべてではない)。

表示される情報は以下の通りです。

<企業名で検索した場合>

・設立

・本部

・売上高

・代表者

・従業員数

・創立者

・他

<店舗名で検索した場合>

・所在地

・時間

・電話

・他

ナレッジパネルに情報を表示させるためには、口コミをきちんと管理したり、Googleマイビジネスの情報を充実させたりユーザーにとって有益だと思ってもらえる努力が必要です。

SEOの考え方

検索エンジンの大まかな仕組みと、実際に反映された検索結果のいくつかを紹介しました。

これらを踏まえて、SEOについてどう考えるべきか?

再三、同じフレーズを使いまわして恐縮ですが“ユーザーの検索課題をスピーディーに解決する”ことを追求するだけです。

SEOでいますぐ実践できる具体的な方法は、以下の2つです。

・コンテンツは結論から書く
・意思決定要因を抑える

コンテンツは結論から書く
よく仕事で上司や先輩に報連相を行うとき、「結論から話せ!」と言われた経験はないでしょうか?

「結論から話せ」と言われる理由は、端的に言うと相手は答えを求めているからです。

質問に対して答えを言う、という当たり前の行動はもっと身近なプライベートに置き換えるとわかりやすいです。

Aさん「この化粧水って効果あった?」

 

Bさん「あーこれね。セラミドが入ってるから保湿成分がたっぷりだった。ちなみにセラミドっていうのはね・・・etc」

 

Aさん「そうなんだー。で、効果はあったの?」

 

Bさん「この化粧水はAにもおすすめだよ。ニキビっていうのはそもそも乾燥が根本原因で・・・etc」

 

Aさん「・・・」

こんな会話、もし現実でされたら嫌ですよね?

検索するユーザーにとっても同じ、最後まで読めば検索課題は解決されるかも知れないが、決して“スピーディー”ではないです。

そうではなく、以下のように答えるコンテンツがユーザビリティが高いです。

Aさん「この化粧水って効果あった?」

 

Bさん「あった!」

これでいいのです。続けて理由や事例を話して深堀していけばよいだけです。

 

意思決定要因を抑える
意思決定要因とは、ユーザーが何をもって検索課題に対する判断をするかどうかです。

例えば「キャットフード おすすめ」と検索する人は、「キャットフードを買いたい」という検索目的を持っています。

この場合、キャットフードを買うためには様々な情報が必要になってきます。

 

・複数の商品情報
・商品毎の口コミや評判
・商品の比較
どれかが欠けていると、どの商品を買えばいいか判断をするための材料が不足してしまいます。

検索エンジンは、モノを買いたいというニーズを持った検索キーワードをある程度判別できているため、口コミの数や商品購入サイトへのリンクがあるかどうかなど、細かい要素からコンテンツを評価しています。

 

まとめ
検索エンジンの仕組みとSEOの考え方について説明しましたが、これはまだまだ触りの部分にすぎません。

しかし、本質を理解できていれば細かい項目に振り回されることも減ってきます。

今後もアルゴリズムの改善やサイトの評価基準はさらに進化していくでしょう。

その都度、検索エンジンに振り回されるのではなく寄り添っていけるようになれればベストです。

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